パパ 誕生日おめでとう

私の父は 非常に厳しい人で頭のいい人です。

 

そんな父の誕生日です。

 

今は尊敬しています、私が恐らくどんな努力をしたとしても父には勝てないです。

そのくらいの努力家であり、頭の持ち主です。

 

私の父は若いころ。

実家の工場を手伝いしながら、大学教授の手伝いをしていた人です。

片方には実家の仕事を引き継ぐ未来、そして、もう一つは大学教授を確約された未来。

そして、ある企業で技術者として働く未来すらありました。

そのくらいのひとです

 

過労が原因で40歳の時 倒れました。

 

そのあと、私と弟が生まれました。

 

父は鬼の様に厳しかったです、幼かったころ、

私は映像記憶能力というものがどうやらあるようで、

今でも幼いころに見たことをいくつか覚えています。

そのうち1つは、映像ではなく雰囲気で 

あったはずのない死んだおじのことを覚えています。

そして、もう一つは 

家に嫌がらせされた瞬間を見ていて、それを今でも再現できるのです。

恐らく確かな能力です。

 

そんな私は幼いころから、神童と呼ばれた弟と兄の2人に挟まれ、

勉強が得意ではありませんでした。

必死に勉強しても、向き不向きが強い余りに、よく怒られました。

お外で遊ぶのも時間の制約がありました、色んなことを制限されて生きてきました。

 

そのせいで、一時期

聴覚が一部失われました、最近、戻ってきたのですが。

 

一時期、あまりの厳しさに心をバッキバキに折られたことで実家を飛び出したこともありました。

 

でも、その時はじめて父とぶつかって更に逃げ回り

重篤なアレルギーを発症して家に戻ったとき、父から昔のような鬼はいなくなっていました。

 

それからは、弟が結婚したり、父が手術したりと穏やかな時間が過ぎて。

今ではすっかり溺愛されている私なわけですが

 

家にいることの多い私は、父と一番話すのです。

そして、つい最近まで同棲していた私もまた、よく実家を思っていました。

 

気づいたら一番、尊敬しているのは 父でした。

 

私は、今年、父にバースデイカードを書こうと思っていました

でも、同棲解消に伴い、心神喪失状態にほど近くなってしまい、書けませんでした

 

書くことは、自分と向き合うことなんです。本当に。

言い訳がましいかもしれませんが、父にすら文字を書くことができ状態ではなかった

 

69歳の父の誕生日、悔しいです。

お父さんのこと、大好きで尊敬してるのに、その気持ちすら出せなかった自分が悔しい

1年後、書けるかな。書きたいな。

 

頑張ろう、ひたむきに頑張ろう

あぁ、悔しい悔しい

そんなことを思う、娘の私なのでした。